Plastic and Reconstructive Surgery(PRS)は、全世界の形成外科医にとって、75 年間にわたり最高の医学雑誌であり続けています。美容外科および再建外科(乳房、手、末梢神経、小児、頭蓋顔面、熱傷、実験的処置など)の最新かつ革新的な技術に関する報告、新しい手技やテクニックについての発表の場であり、長年にわたり世界中の形成外科医、美容外科医達が一番注目し、読まれている雑誌であります。
PRSに掲載された手術手技は、その後の形成外科、美容外科界においてのスタンダードになるものです。
著者にとっては大変名誉なことです。
PRSのインパクトファクター(※)は4.763(2022.03時点)であり、世界中の形成外科、美容外科の専門雑誌の中ではトップジャーナルであり、もっとも影響力の高い雑誌といえます。
※インパクトファクターとは、その雑誌が持つ影響力(impact)を測る手法。雑誌に掲載された1論文あたり平均で何回引用されているかを算出し計測。EX.2020のインパクトファクター(出版された過去2年の論文で計測)引用された回数 / 世界で出版された過去2年分の論文数
そのためPRSへの論文掲載は非常に難関を極めます。
投稿された論文のうち、受理される論文は投稿全体10%程度となっております。
論文は英語論文となる為、英語を母国語としない日本人の論文掲載は極めて稀です。
論文が掲載されると、形成外科医、美容外科医としての世界での認知度が高まり、世界の医師の中でも高い評価を得た証明となります。
1, 下眼瞼下制術(グラマラスライン)を開発し2011 年に世界で初めて発表。
Toshitsugu Hirohi, M.D., Kotaro Yoshimura,M.D.: Vertical enlargement of palpebral aperture by static shortening of theanterior and posterior lamella of the lower eyelid; a cosmetic option for Asian eyelids. Plast Reconstr Surg, 127: 396-406, 2011.
2, 画期的な鼻翼縮小術を開発し発表。
Toshitsugu Hirohi,M.D., Donald Ng,M.D., Koji Nagai,M.D., Kotaro Yoshimura,M.D.: Alar Cinching with Subcutaneous Flaps:A Procedure to Achieve Narrowing of the Nasal Base While Controlling the Alar Axis and Sidewall Curvature. Plastic andReconstructive Surgery. 142(5):1165-1176, November 2018.
3, 従来の方法を凌駕する新しい顎のVライン形成術を開発し発表。
Toshitsugu Hirohi,M.D. A New Concept of Narrowing Genioplasty: Home-plate-shaped Sliding Osteotomy. Plastic and Reconstructive Surgery. 148, No.2, August 2021.