加齢に伴う上まぶたのたるみを改善する手術です。上まぶたが厚ぼったい方、眉毛が下垂し眉毛と目の間隔が狭い方に適しています。同時に眉の下垂、眉間、目尻、額のたるみをも、内視鏡という微小カメラを用いて一気に引き上げ若々しさを取り戻します。頭髪内の小切開から行いますので、皮膚側に傷がつかず術後の回復も早い手術です。リッツ美容外科では、この高度な技術・設備を要する最先端技術を早期から導入しています。
加齢により、上瞼の皮膚のたるみが顕著となり、二重(ふたえ)のラインが狭くなってきます。非常に老けて見えるため改善を希望される方は大変多くいらっしゃいます。それでは一体どのような手術が必要なのでしょうか?
上まぶたは目を開いたり、閉じたりする動的な要素が複雑に絡み合っているため、単純にたるんでいる皮膚を切り取ればよいというものではありません。もし誤った手術方法を選択しますと、取り返しがつかなくなることも多く、慎重に適応する手術を選ぶ必要があります。
はじめにどのような手術があるのかを紹介します。
代表的な手術は以上の4つですが、それぞれに適応が異なり、これはベテラン医師による適切な診断が必要になります。
はじめに、上まぶたがたるんでいる場合には、
が診断基準として非常に重要です。
上まぶたにたるみのある方を観察しますと、眉毛下降をともなって瞼がたるんでいる場合と、眉毛の位置はそれ程変化せずに瞼がたるんでいる場合があります。
整理しますと、上まぶたがたるんでいて、厚ぼったい方、眉毛の位置がたるんで下がっている方はこの内視鏡手術が必要になります。手術後は眉毛の位置が最大で5~6mm挙上させることができます。このことにより狭くなった二重(ふたえ)は広がり、厚ぼったさは改善されます。
でも一体どんな結果になるのかしら?と不安な方もいらっしゃると思います。ご安心ください。この手術は術前に手術結果をご自身でシミュレーションできるのです。
この内視鏡による手術の効果は、手術前に患者様自身で確認することが出来ます。
定規を用意して、大き目の鏡の前に坐ってください。両手を使って、左右どちらかの眉毛を内側、外側均等に指で引き上げてください。控えめの変化を希望の場合には4mmほど、しっかりした変化を希望の場合には6mmほど眉毛を指で引き上げます。いかがでしょうか?
『二重の幅が広がり、眼がパッチリと大きく見開き、瞼の厚ぼったさがなくなる』のを実感していただけますね。これこそが、まさしく内視鏡手術の効果です!!
1991年Kellerによる内視鏡下除皺術の発表以降、その手術侵襲の小ささから、欧米では加速度的に普及してきています。この手術は内視鏡専門トレーニングを積んだ医師のみによって行なわれる難易度の高い手術です。欧米では一般的に行なわれている手術ですが、国内でこの設備、技術を揃えているクリニックがほとんどないのが実情です。
内視鏡手術の際には、モニター、CCDカメラ、光源、直径4mm30°斜視の間接鏡などのシステムと各種剥離子、把持鉗子などの専用器具が必要となります。 麻酔法は通常全身麻酔で行ないます。手術は1時間30分ほどで終了します。
内視鏡下除皺術は、手技的に(1)切開、(2)剥離、(3)骨膜切離・下制筋切除、(4)固定の4つの段階に分けで説明します。
切開部位は前頭部毛髪生え際で正中、両外眥部上方の3ヵ所と、側頭毛髪内左右2ヵ所の計5ヵ所とします。切開創の長さは各々1cmで、術後はほとんど目立たなくなります。
5ヵ所の切開部を側頭深筋膜上、前頭部骨膜下で連結させた後、眼窩上縁2cmまでは盲目的に骨膜下剥離を行ないます。その後に内視鏡を挿入し、 眼窩上神経に注意しながら眼窩上縁まで丁寧に剥離をすすめます。
内視鏡下除皺術では最も重要な段階ですが、眼窩上縁で骨膜を切離します。外側部では前頭-頬骨縫合部における骨膜をしっかり切離し、さらに下制筋の一つである眼輪筋をもしっかり 切離します。眉毛内側に比べて外側は上がりにくいため、ストレッチによる十分な可動性を確認します。内側では皺眉筋、鼻根筋を露出し、必要に応じて(皺の目立つ場合)筋切除を行います。
当院では主に4mmチタン製マイクロスクリューを用いています。症例に応じて前頭部切開創2~3ヵ所において、切開創直下の骨膜とスクリューをナイ ロン糸で縫合固定します。なお希望によりこのスクリューは手術後6ヶ月以降であれば抜くことが出来ます。また希望により吸収性スクリューを使用することも可能です。
内視鏡手術は、手術直後には目の周囲に浮腫状の腫れが出ますが、7~10日ほどで回復し、早期に社会復帰が可能です。
手術後には、『二重の幅が広がり、眼がパッチリと大きく見開き、瞼の厚ぼったさがなくなる』といった効果が得られます。気になる持続期間ですが、半永久的といわれています。
手術後の後戻りがほとんどなく、一生に一回の手術で、長期に良好な状態が保たれることになります。
*同時に行うことが多い治療
皺眉筋、鼻根筋切除術: 眉間の縦皺、鼻根の横皺を筋切除により改善
内視鏡下眉毛挙上術は、内視鏡という微小のカメラを使用し、上瞼(まぶた)のたるみを引き上げる最先端の施術です。頭髪内に約1センチの小切開を5ヵ所するだけですので、上瞼(まぶた)に傷がつかず、身体への負担が少ない施術です。
手術後は二重瞼(まぶた)のかぶさり、厚ぼったさが無くなり、目尻も引き上がり頑固な眉間のしわが解消され、一気に顔の上1/3が若返ります。加齢によるたるみだけではなく、以前は改善が難しいと考えられていた若年者の眉毛下垂をともなった上瞼(まぶた)の厚ぼったさに対しても効果的です。第27回日本美容外科学会総会で発表しました。
内視鏡下眉毛挙上術は、内視鏡のトレーニングを積んだ医師のみによって行なわれる難易度の高い施術です。欧米では一般的に行なわれている手術ですが、国内でこの技術、設備を備えているクリニックはほとんどありません。
術前
術後1ヶ月
「内視鏡下眉毛挙上術と頬首のフェイスリフトにより10歳くらい若返った感じになり、目もともはっきりしました。」
術前
術後1ヶ月
「目もとが重苦しくスッキリしなかったのが、大きな瞳に改善」